検索するだけで、環境活動?!ドイツ発の検索エンジン「ecosia」

 

「これ、なんだろう?」

日々SNSを使う私たち。疑問に思ったら瞬間的に検索しちゃいますよね!

そんな中、「検索」を環境活動に繋げる取り組みがヨーロッパを中心に盛り上がっているそう。今回は、検索するだけで植林活動に繋がる、ドイツ発の検索エンジン「ecosia」のシステムをご紹介!

 

 

検索するほど、植林ができる!

 

 

2009年にドイツで誕生した検索エンジン「ecosia」。創業者のChristianさんは、世界中を旅したことで森林伐採の問題意識が高まり、このシステムを生み出したのだとか。

 

ecosiaのシステムは、とてもシンプル!私たちがecosiaを使って検索することで、その収益の大部分を植林活動に繋げています。2019年8月時点では、収益の80%を植林に投じたそう。私たちが45回検索すると1本植林され、主にアフリカや南米、東南アジアで行われている、とのこと。

 

 

加えて、実際にファイナンシャルレポートや、どれくらい植林したかについて、私たちユーザーにしっかり開示をしていて、透明性も高いです。

 

2019年8月のレポート
13万本以上の木を植えたecosia

 

情報の透明性に加えて、サーバーは100%再生可能エネルギーで運用されていたり、プライバシーにも配慮したシステムになっているそうです。

 

 

 

世界からも、お墨付き

 

また、ecosiaは 2014年にドイツで初めての「B Corporation」の認定を受けました。

 

“「B Corporation」は、アメリカ・ペンシルバニア州に本拠を置く非営利団体のB Labが運営している認証制度のこと。環境、社会に配慮した事業活動を行っており、アカウンタビリティや透明性など、B Labの掲げる基準を満たした企業に対して与えられる民間認証のこと。「B」は「Benefit(ベネフィット:利益)」を意味しており、環境やコミュニティ、従業員といったステークホルダーに対する利益を指しています。(Sustainable Japanより:https://sustainablejapan.jp/2015/02/09/b-corporation/13882)”

つまりは、世界規模の「企業のエシカル度」を測る認証制度!ecosiaは、世界からお墨付きの検索エンジンなのです。



日常から、環境活動を

 

 

環境問題の意識が社会全体で高まっている中、普段から簡単に植林活動に貢献できるこの取り組み。読者の皆さんも、これからは ecosiaで検索してみませんか?



* Google Chromeをお使いの方は、こちらのページからChromeにインストールできるそう!(ecosia:https://info.ecosia.org/what




【ecosia】

HP:https://info.ecosia.org/about

** 創立者Christianさんのブログは、ecosiaの近況が満載!全て英語での発信ではありますが、興味ある方は読んでみてくださいね♪

https://blog.ecosia.org/author/christian/

投稿者プロフィール

MARI KOZAWA
MARI KOZAWA
一般社団法人TSUNAGU理事。ウェブメディア「FLAT. 」ディレクター。2018年エシカルファッションブランドTSUNAGUにジョイン。ビジネスモデル設計や生産者と消費者のコミュニケーションづくりを通して、ファッションの透明性を発信。その他、企業や団体とともにプロジェクトを企画・運営。