千葉・九十九里のサーファーが始めたアップサイクルブランド。「This is」の地球に優しいモノづくり。

 

最近よく耳にする「エコバック」や「マイボトル」。

 

 

環境への取り組みが身近になってきたと感じている方も多いのではないでしょうか。

 

 

そうはいっても、レジ袋やストローなどのプラスチック製品は、安価で手軽、そして何より機能性が高く便利であるため、ついつい手に取ってしまうことも多いと思います。

 

 

しかし、そんなプラスチック製品は「一度使ったら捨てられてしまう」ことが多く、そのように捨てられたゴミはきちんと処理されることなく「海」に流出している場合も少なくないのです。

 

 

現在、世界の海にあるプラスチックゴミは、既に1億5,000万トン(※1)に上り、さらに世界中から毎年多くのゴミが流出されているため、海のゴミは日々増え続けています。

 

 

「海」に流れ着いたゴミは、海洋生物や環境、そして私たちの暮らしにどのような影響をもたらしているでしょうか。

 

 

ゴミの問題が切っても切れない社会課題となってきている中、「地球に寄り添ったモノづくり」を目指し、日々取り組んでいるブランド「This is」についてご紹介していきます。

 

 

サーファーが立ち上げた環境に配慮したブランド

 

「This is」が誕生したのは、サーフィンスポットとして有名な千葉・九十九里という場所です。国内でも有数のサーフスポットとして毎年多くのサーファーが九十九里の波を求め訪れます。

 

 

「This is」のデザイナーであるカワムラさんは、サーファーでありながら、普段はグラフィックの仕事も務めているそう。そんな中、日々の生活で環境が破壊されていることを実感し、何か始めたいという想いで設立されたのが「This is」。

 

 

地球に寄り添ったモノづくりとはどういうものなのか――

デザインを通して何ができるのか――

 

 

ここからは「This is」の想いやこだわりを紹介していきます。

 

 

「モノ」の背景に目を向ける

 

 

当たり前にある「モノ」の価値やストーリーに、改めて目を向けて欲しいというコンセプトのもと、This is では、地球に配慮した商品を作り、販売しています。

 

 

保冷・保温効果に優れたタンブラー

軽くて耐水性のあるエコバッグ



今ある「モノ」に新しい価値を

 

新しいモノではなく「今あるモノ」をどう活用していくか、ということにも力を注いでいます。Upcycling Products では、アップサイクルを通して、すでにあるモノに新たな価値を生み出しています。例えば、サーフボードから剥がし取ったサーフワックスは、普通ならそのまま廃棄してしまうところですが、This isではサーフワックスを回収し、精製することでキャンドルを作っています。

 

 

廃棄されるサーフワックスから作られたキャンドル
ワックスがキャンドルになるまでの仕組み

 

また、お米を収穫する際に出る米籾殻。普通なら、肥料にするか捨てられてしまうところが、This is では、発想をガラリと変えて、こんなにオシャレな「クッション」に変身!。

 

 

米籾殻を利用したクッション

デザインもオシャレでかわいい


「Repair System」で長く大切に

 

This is では、お客様に商品を長く大切に使って欲しいという想いから、商品購入後の修繕サービスを行っているそうです。

 

「直して」「繕って」「使う」。

 

どんなモノでも、手を加えながら大事にすることで、予想もしなかったアイデアに出会えたり、さらに愛着を持ったりすることができます。

 

 

 

 

このように、This isではモノを作る段階から販売後まで、一貫して地球に寄り添い、より良い未来とモノづくりを追求し続けています。ぜひ皆さんも、オシャレでエコな地球に優しい「This is 」の商品を手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

公式HP: https://www.thisis.surf/

Instagram: https://www.instagram.com/thisis.surf/

 

 

 

 

 

 

【引用文献】

(※1) McKinsey & Company and Ocean Conservancy (2015)

 

 

投稿者プロフィール

Reina Matsuda
Reina MatsudaFLAT. 編集長・ライター
2000年生まれ。高校時代にH.O.P.E.の一員として活動し始めたことをきっかけに、エシカル消費をライフスタイルに取り入れる形で発信している。WEBメディア「FLAT.」の編集長、一般社団法人TSUNAGUのメンバー。また "身体にも環境にも優しいおやつ"を通して、プラントベースの楽しさや環境への配慮を伝えている。

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