ウェブメディア「 IDEAS FOR GOOD」 が主催する「Design for Good 〜つながりのデザイン展〜」が、8/16~8/29に東京・阿佐ヶ谷にあるal:ku阿佐ヶ谷の一画で開催されました。
今回の企画を主催したのは、世界中にある社会をもっとよくするためのアイデアを届けるウェブマガジン「IDEAS FOR GOOD」の編集部。これまで、ウェブという媒体を通じIDEAS FOR GOOD編集部が届けてきた、
『あなたとわたしの “あいだ”にあるもの。
私たちの生活に欠かせない「つながり」を改めて見直すことで、これからもっと大切にしていきたい「つながり」をみんなで一緒に発見していきたい。』
という思い。
このメッセージとともに、「つながり」を生み出す様々な取り組みが、直接見て触れられるように”リ・デザイン”された素敵な展示についてご紹介します!
今だからこそ考えられる、これからのつながり。
コロナウイルスによる外出自粛期間を通して、職場や学校に行かなくなったり友達と出かけることがなくなったりと、今まで当たり前に顔を合わせていた人や足を運んでいた場所から離れることが増えたと思います。
日常の様々な活動が制限されるその一方で、一人で過ごす時間が自然と増え、思い返してみると身の回りのものや生活環境、自分自身と向き合う時間が増えたのも確かではないでしょうか。
自分なりのストレス解消方法を見つけたり、
思いがけない趣味に没頭したり。
知らず知らずのうちに溢れかえっていた人や物とのつながりを整理してみると、心が安らぎ安心感のある「つながり」がはっきりと見えてくるはずです。
社会全体を見ても、外出自粛によって自炊する人が増加しコンポストや家庭菜園が注目されたり、自宅に花や観葉植物をおきたいと思う人が急増するなど、持続可能な生活が持つ魅力や自然が与える安心感を実感している人が多くなったと思います。
サステイナブルな生活に大切なのは”心地よさ”
そこで、今回の展示会が参加者に問いかけたのは、自分らしいサステイナブルな生活スタイルを探すために再確認したい3つのつながりについてです。
自分と自然や環境とのつながり
自分と人とのつながり
そして、自分と自分自身の内面とのつながり
これらの「自然・人・自分自身」それぞれの関係性を軸に、必要なつながりとそうでないつながりを整理することで、今よりも心地の良さを感じられる暮らしを創ることをテーマにしています。
こじんまりとしながらも温かみのあるテナントスペースにて開かれた展示会では、様々なこだわりが散りばめられていました。
アイテムやパネルの展示に使用されるのは、捨てられたペットボトルを再利用した台、環境に優しく100%リサイクルできる素材で作られたダンボールなど。
また展示会に入ってすぐに目にするのは、日本の伝統的な家具をモダンに変化させ、家具が持つ魅力を次世代につなげる株式会社家’sによって、おしゃれな装飾へとアップサイクルされたタンスです。
そして、ディスプレイやパネルなどを通して、これまでにIDEAS FOR GOODが取材をした方々の様々な取り組みが紹介されました。
その一つが、以前 Flat. mediaでも記事に取り上げさせていただいた、草木染めの手法を用いたランジェリーブランド「Liv:ra」。
また、厳選したエシカルブランドの商品を扱うセレクトショップ「 Enter the E」さんのブランドと手掛ける事業の紹介パネルも展示されていました。
二階の壁にかかっていたのは世界中の紙の魅力とつながり表す地図。これは、なみえゆいさんが300日かけて行った「世界の紙を巡る旅」で集めた紙の展示です。
そのほかにも、
さとうきびストローの事業から地域のつながりを増やして、循環型社会の実現を目指す「4nature」や、廃棄される花をアクセサリーなどに作り変えることで花の廃棄を削減するフラワーサイクリスト河島春佳さんの活動、好きなことを無料でシェアすることでつながりを増やし誰もが好きなことを実現できる社会の構築を目指す「nukumo」など、つながりにまつわる様々な活動が紹介されています。
私たちの生活には様々な「つながり」が溢れていて、そのつながり一つ一つがあるからこそ私たちが生活できている。
だからこそ、忙しい毎日の中で、見失いがちなそのつながりを改めて見直してみて欲しい。
そんな思いが詰まったDesign for Good 〜つながりのリ・デザイン展〜ですが、コラボをした方々の「つながり」にまつわる取り組みがより詳しくご覧いただけます。
ぜひ、Flat. mediaのこれまでの記事やIDEAS FOR GOODのYoutubeチャンネルからトークライブ配信をご覧ください!
IDEAS FOR GOODウェブサイト
「Design for Good〜つながりのリ・デザイン展〜」