人と人とを繋ぐ一杯のコーヒー。 「ものがたり喫茶」が大分・別府にオープン。

 

大分・別府市の商店街に、「ものがたり喫茶」という間借りカフェがオープンしました。

 

 

珈琲を通して、人々に寄り添いたいーー

珈琲のある場所が誰かの居場所となり、人と人がつながる場所をつくりたいーー

 

 

そんなスタッフたちの想いとともに、「ものがたり喫茶」では今日も様々な物語が紡がれています。

 

今回は、別府市の小さなカフェ「ものがたり喫茶」についてご紹介していきます。

 

 

 

ものがたり喫茶とは?

 

 

高校時代からバリスタとして、全国各地で珈琲を淹れているのは、立命館アジア太平洋大学(APU)2回生の三浦ジョンミンさん。

 

 

昨年も同市内で間借りカフェをしていましたが、コロナの影響もあり、一旦お店を閉めることに。

 

 

コロナの影響が大きくなる中、人との繋がりが希薄化していることを感じ、「ものがたり喫茶」として何か出来ることはないかと考えました。

 

 

そこで、一緒に働くスタッフとともに始めたのは「Free Coffee Project」という取り組み。

これは、珈琲と手紙を無料で届けるというプロジェクトです。

 

自家焙煎のドリップコーヒー

 

 

利益や見返りではなく「本当に大切なもの」を改めて感じるきっかけ作りをしたいというスタッフたちの想いから、プロジェクトを開始しました。

 

 

100人のお客様1人ひとりに手紙を書き、梱包も手作業で丁寧に行い、温もりを届けることに力を注ぎました。

 

 

北は北海道から、南は沖縄まで、全国各地に珈琲と手紙、そして温もりを届けました。

 

 

「Free Coffee Project」のセット

 

セット内容は、焙煎したての珈琲とこだわりの自家製クッキー、そしてものがたり喫茶からお客様宛ての手紙。

 

 

ドリップコーヒーは、バリスタであるジョンミンさんが直接焙煎している豆を提供しているそうです。注文を受けてから時間をかけて豆を焙煎しているため、手元に届いてドリップするときには、モクモクと膨らむフレッシュな珈琲を楽しむことができるようになっています。

 

 

自家製クッキーは「環境にも身体にも優しいおやつ」というコンセプトのもと、卵や小麦、乳製品を使用せず、優しい味とナッツの香ばしさが口いっぱいに広がります。ものがたり喫茶で提供するお菓子は、原材料にこだわりを持ち、ストーリー性を大切にしています。

 

オーツ麦とデーツのクッキー

 

 

地元で採れた旬のフルーツを使用したり、フェアトレード認証やオーガニックの材料を積極的に取り入れたりするなど、お客様に安心して楽しんでいただけるスイーツを提供しています。

 

 

他にも、ものがたり喫茶のオリジナルステッカーや、「エシカル」という概念についての説明付きリーフレットなどもセットに詰め込みました。

 

 

このプロジェクトを通して、お客さんから心のこもったメッセージや温かい言葉を沢山受け取ったそうです。

 

ものがたり喫茶は、この「Free Coffee Project」をもとに、人との繋がりを深める「Pay it Forward」が実現できる社会を目指し、現在ビジネスコンテストにも挑戦しています。

 




昼はカフェ、夜はレコード&サワーのお店へ

the Hell Record & Sour 店内の様子

 

間借り喫茶としてオープンする場所は「the Hell Record & Sour」というお店。

 

the Hell Record & Sour では、フルーツサワーやカクテルなどの美味しいお酒とレコードを楽しむことができ、毎日たくさんのお客さんが訪れ、お店の中はいつも賑わっています。

 

大人気のフルーツサワー

 

そんな中、「夜だけでなく昼の時間帯もお店を有効活用して欲しい」というオーナーの想いもあり、「ものがたり喫茶」の間借り営業がスタートしました。

 

 

the Hell Record & Sourでは、「ものがたり喫茶」の他にも、お茶の時間を提供する「hitofuki」、立ち飲み小料理屋「スナック・サンジカン」が3時間ずつ交代しながら営業を行なっており、時間に合わせて様々なお店を楽しむことができるようになっています。

 

 

商店街のレコードバーで間借り喫茶としてオープン

ものがたり喫茶 店内の様子

 

「ものがたり喫茶」が間借りをしているthe Hell Record & Sourは、大分・別府駅近くの商店街の中にあります。

 

ずらりと並ぶカウンター席の奥に、テーブル席が並んでいます。店内にはジャズ音楽とクラシック映画が流れ、ゆっくりとした空間を楽しむことができます。

 

また、バリスタである店長オススメの書籍やキャンドルも置いてあり、珈琲を片手に落ち着いたひと時を過ごすことができます。

 

店長オススメの書籍がずらり

薄暗い店内に灯るキャンドル


珈琲へのバリスタのこだわり

自家焙煎ドリップコーヒー 450円

 

ものがたり喫茶では、オーダーを受けてから愛情を込めて、丁寧にハンドドリップで抽出した珈琲を楽しむことができます。

 

 

自家焙煎した挽きたての豆を使用し、豆の膨らみ、蒸らし時間、抽出速度を考慮し、ゆっくりと時間をかけてコーヒーの美味しさを引き出しているそう。

 

1つひとつ丁寧に淹れるドリップコーヒー

 

珈琲は、ブラジル、インドネシアなど、日によって豆の種類が異なり、好きな豆を選ぶことができます。さらに浅煎り、深煎りなども選ぶことができるため、自分にあった珈琲を選ぶことができる点も、ものがたり喫茶ならではの楽しみ方です。

 

 

珈琲のほかにも、カフェラテや紅茶、アーモンドラテやシェカラートなど、少し変わったユニークなメニューもあります。

 

ふんわりミルクが美味しいカフェラテ

アーモンドシェカラート

 

新作メニューのシェカラートは、アーモンドミルクとカルアでアレンジした、甘くて少し大人な味わいです。店長がシェイクをして、一杯いっぱい丁寧に作ってくれます。

 

「環境にも身体にもやさしい」コンセプトのおやつ

有機チョコレートのチャンククッキー

 

ものがたり喫茶では、珈琲などのドリンクと一緒に自家製スイーツも楽しむことができます。

 

 

「環境にも身体にもやさしい」というこだわりのスイーツには、オーガニック、フェアトレード認証を取得した材料や、地元で採れた果物を使用しています。

 

 

また、卵や乳製品を使わずに、植物性の材料で作っているスイーツも数多くあるため、ベジタリアンやヴィーガンの方でも楽しむことができます。

 

マフィンやチャンククッキーなど、その日によって替わるスイーツは、豆乳ホイップにディップして頂くのがオススメ!

 

本日のおやつセット 850円
(有機バナナケーキ, リンゴと栗のくるみケーキ, 
豆乳ホイップ付き)


店内では大切な人へ手紙も書ける

珈琲を飲みながら手紙を書くことも

 

珈琲を通して、人と人との繋がりをもっと大切に。

 

店内には、手紙と封筒が置いてあり、珈琲を飲みながら大切な人へ想いを綴ることもできます。

 

 

皆さまもぜひ、ものがたり喫茶でゆっくりとした週末を過ごしながら、大切な人へ気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

「ものがたり喫茶」

大分県別府市  the Hell Record & Sour

別府駅から徒歩約15分

※営業日については、SNS等でご確認くださいませ。

 

 

公式HP:https://rhwhdals2.wixsite.com/jonglovecoffee

Instagram:https://www.instagram.com/monogatari_cafe/

Facebook:https://www.facebook.com/ものがたり喫茶-1960652937571884

投稿者プロフィール

Reina Matsuda
Reina MatsudaFLAT. 編集長・ライター
2000年生まれ。高校時代にH.O.P.E.の一員として活動し始めたことをきっかけに、エシカル消費をライフスタイルに取り入れる形で発信している。WEBメディア「FLAT.」の編集長、一般社団法人TSUNAGUのメンバー。また "身体にも環境にも優しいおやつ"を通して、プラントベースの楽しさや環境への配慮を伝えている。

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