ローカルファーストにこだわった薪火料理を楽しめる『Maruta』。「食」にとどまらないその空間の在り方とは。

 

東京とは思えない緑が広がり、ゆっくりとした時間が流れる調布・深大寺に、薪火料理のお店があります。名前は、Maruta。ローカルファーストに対するこだわりが強く、コンセプトの詰まったお料理やお皿、空間で出迎えてくれます。

 

店内の暖炉の薪火で焼かれる食材


こだわり抜かれた食材たち

 

お店から自転車で10分ほどの距離の農園で仕入れる平飼い卵や、三鷹のファーマーズ・マーケットで仕入れる人参やカリフラワーなどの野菜、伊豆七島から調布飛行場に毎朝届くムロアジなどの鮮魚を、出来るだけその日のうちに提供します。

 

ファーマーズ・マーケットで仕入れてくる、地域の野菜たち

 

お肉に関しては、動物福祉に配慮した環境で育てられた茨城県の鴨や、害獣として狩猟された宮城県の鹿などを使用。元料理人の食猟師によって獲られるその鹿は、良いお肉として提供できるようになるべく苦しまない方法で処理され、出荷されています。石松シェフの「ハンティングの場合は、鹿を使いたいというよりはその人がとったものを使いたいという感覚に近い。」という言葉からは、生態系を守りながら食材を得る、というような自然との共生を意識したものを感じます。

 

また、様々な植物や木々で賑やかなお店の中庭〈深大寺ガーデン〉で採れたハーブや花なども、料理に使われています。

 

お店の中庭〈深大寺ガーデン〉


「つながる暮らし」というテーマ

 

ここまでこだわり抜かれた「食」ですが、実は「飲食店」「レストラン」という言葉で表現することは出来ない場所であることを、石松シェフは話します。

 

その理由は、「つながる暮らし」というテーマの存在。

 

皆で中庭のテラスで野菜をグリルにして食べたり、保存食に加工したりすることがあれば、『暮らしの処方箋』という自分のライフスタイルを一緒に考えるワークショップや様々なイベントを開催するなど、食にとどまらない、「共感の輪が広がる」企画がされています。

 

筆者も『暮らしの処方箋』の薬草玉を作る会に参加したところ、植物との丁寧な触れ合いや、その同じ作業を通して生まれる他の参加者の方との会話など、自然や人との「つながり」に癒される時間を過ごすことが出来ました。

 



暮らしの処方箋サロン第二回『満月の薬草玉』のワークショップの様子

 

そして、Marutaの目指す「つながる暮らし」は、人に限定されていません。「ステークホルダーが人だけではなくて、緑の植物とつながるとか、人と植物だけではなくて、植物と虫がつながるとか、ここにやって来る鳥や猫がつながるっていうのも視野に入れており、“人間だけではないよね”という意味も含まれています。」と、Marutaのスタッフは言います。

 

「レストラン」という一言では表せられない、今までにない空間。そんな新鮮な空間Marutaで、ローカルやそのストーリーをこだわり抜かれた「食」との出会いや、何かと「つながる」ことを実感する、豊かなひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

公式HP: https://www.maruta.green

Instagram: https://www.instagram.com/maruta_restaurant/

 

by 寺原 クレオ

慶應義塾大学 文学部 2年

 

 

Reina Matsuda by
2000年生まれ。FLAT. 編集長・ライター。高校時代にH.O.P.E.の一員として活動し始めたことをきっかけに、エシカル消費をライフスタイルに取り入れる形で発信している。一般社団法人TSUNAGU、コミュニティ形式エージェントSocial Good Nativesのメンバー。また "身体にも環境にも優しいおやつ"を通して、プラントベースの楽しさや環境への配慮を伝えている。

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