近年、「量り売り」の仕組みを取り入れる企業やスーパーも少しずつ増えてきているように感じます。
「量り売り」とは、個包装されていない野菜や果物、ナッツやドライフルーツなどといった食材、またオイルやシャンプーといった生活用品などを、容器に入れ、必要な分だけ購入することができるという、エコで楽しいお買い物の選択肢。
パッケージフリーで商品を自分の容器に入れて購入することができるため、商品を包む際に使われるプラスチックの削減や、食品ロスなどに貢献できることもあり、今とても注目されているお買い物スタイルです!
そんな中、今年の7月31日、京都・上京区に「ゼロ・ウェイスト」なスーパーマーケット『斗々屋』京都本店がグランドオープンします。
今回は、『斗々屋』京都本店の魅力と「量り売り」について、たっぷりとご紹介していきます!
この夏オープン予定の『斗々屋』京都本店は、プラスチック包装や食品ロスなど、普段の生活に潜む様々な社会課題に着目し、「ごみゼロ」をコンセプトに掲げる新しいスタイルのスーパーマーケット。
オーガニック食材が数百種類以上揃い、私たち消費者が持参した容器に食材を入れ、重さをはかり、購入することができます。タッパーや空き瓶、布袋など、自分のお気に入りの容器を持参し「好きな時に、必要な分だけ買う」ことができるため、ゴミの削減や食品ロス防止に繋がり、地球にとっても、私たち消費者にとっても、メリットがたくさん!
持ち帰り容器を忘れてしまっても大丈夫。
店内では、オーガニックコットンの巾着やデポジット式の瓶を利用することができ、使い捨ての袋をもらうことなくショッピングすることができます。『斗々屋」では無料・有料にかかわらず、使い捨ての包装や袋は一切提供していないそうです!
さらに嬉しいのは、スーパーマーケットということもあり、固形シャンプーや洗剤、ステンレスストローなどといった日用品まで、パッケージフリーで購入できるという点です。生活に必要なモノが、こちらのお店だけで“ほぼ全て”揃えられるというのも魅力的ですよね。
『斗々屋』では、生産から店頭に並ぶまでの過程において、できるだけ環境負荷がかからないように工夫されています。できる限り「使い捨てのゴミを出さない」ことを念頭に、食材の選定や仕入れ、販売までの作業を丁寧に行なっています。
また、店頭に並ぶ食材にもこだわりが沢山!国産商品の多くは、化学合成農薬・化学肥料を使用していないもの、そして輸入商品は欧州のオーガニック認証を取得したものをセレクトしています。また、発展途上国から仕入れるチョコレートやドライフルーツなどは、生産者の人権や労働環境を守るためのフェアトレード基準に基づいたもの仕入れています。
誰もが楽しめる「量り売り」のスーパーマーケット「斗々屋」。夕方18時になると、レストランとしても楽しめるそう。
小売店において、必ずといっていいほど苦戦するのが、食品ロスの問題です。仕入れ状況や在庫、売れ行きなど、予測を立てたとしても、やはり難しいのが売れ残りや廃棄の量。
「まだ食べられるのに…」
「もったいないけどしょうがない…」
と、やむを得ず食材や残飯をゴミ箱へと捨ててしまうことは、多くのお店の経営者や消費者が経験していることではないでしょうか。
そんな中、『斗々屋』では、店内で販売する生鮮食品やデイリー食品を使用して、素材の味を生かした美味しい料理へと生まれ変わらせています。日中は店舗で取り扱うこだわりの食材を使用し、お惣菜や便利な保存食として販売し、夜は厳選されたオーガニックワインとともに、その日のお料理を楽しめるといいます。メニューは当日の食材を見て判断するため、日によってメニューが変わるのも嬉しいですよね。
また、レストランの空間にもユニークな仕掛けが!
「お客さま」と「スタッフ」という役割をあえて曖昧にさせ、お客さま自身もお酒を注いだり、お料理を一緒に運んだりすることができるそう。自由で開放的なコミュニティを楽しめるのも、従来のレストランとは一味違う新しいスタイルです。
今回は、量り売りの魅力と、京都に新しくオープンする『斗々屋』京都本店についてご紹介してきました。
ぜひ皆さんも、ゼロウェイストなお買い物を通して、身体にも地球にもやさしい暮らしを楽しんでみてはいかがでしょうか。
公式サイト: http://totoya-zerowaste.com/
Instagram: https://www.instagram.com/totoya_kyoto/
京都本店 紹介動画: https://www.youtube.com/watch?v=qC4UqRhzDNw